亡くなった祖先の魂があの世から
帰ってくるとも言われているお盆。
お墓参りに行ったり、実家に帰省したり
する人もいる行事になっています。
そんなお盆ですが行事食はあるのでしょうか?
お正月にはお節やお雑煮。
クリスマスにはケーキやチキンなど
決まって食べるものがありますが
お盆にも決まって食べるものは
存在しているのでしょうか?
気になるお盆の行事食に
ついて紹介していきます。
お盆の行事食といえば何?決まったものはある?
お盆の時期は行事食として
そうめん、精進料理が食べられていました。
精進料理とは野菜、豆、穀物を
工夫して調理された料理のことで
主に僧が食べる食事でした。
~なぜそうめんだった?~
そうめんは盆棚の供える品物の1つ。
平安時代は七夕にそうめんをお供えすることで
1年間無病息災でいられると信じられていて
それがお盆にそのまま
引き継がれたと言われています。
そうめんは細長い食べ物で
幸せが長く続くとも言われ
縁起が良い食べ物だったことが
そうめんが食べられる理由になりました。
~なぜ精進料理だった?~
仏教の教えで殺生をしてはならない。
という教えがあったので
それに従って精進料理が
食べられていた説。
祖先と共に生きた動物に感謝するために
肉や魚を使わないようにするために
精進料理が食べられていた。
という説があります。
以上2つがお盆の行事食ですが
現在ではこれらの行事食は
それほど食べられて無く
家族そろって好きな食べ物を食べる。
というのが一般的になっています。
お盆期間はいつからいつまで?行事食を食べるならいつがいい?
お盆期間は一般的に
8月13日~8月16日の
4日間がお盆期間になります。
16日には帰省する人が多いので
行事食を食べるのであれば
8月15日に食べるのが一般的です。
地域や宗派によって食べるものに
決まりがある場合もありますが
どうしても都合が合わないのであれば
8月13日~14日で
食べてしまってもよいでしょう。
お盆期間に食べてはいけないものはある?
お盆の時期に食べてはいけないもの。
というのものは特別ありません。
精進料理は行事食として
食べられてはいますが
肉・魚・卵などを食べて悪い決まりは無いので
好きなものを食べて家族揃って
楽しい時間を過ごしましょう。
なのでスーパーでも普段は食べる機会が無い
ステーキやお刺身など豪華な食べ物が
数多く販売されることが多いです。
まとめ
お盆はそうめんや精進料理が
行事食とされていますが
お正月とは違い行事食を
しっかり食べている人は少なく
食べてはいけないものも無いので
「家族揃って好物を食べる。」というのが
お盆に食べるものの定番になっています。
行事食は15日に食べるのが一般的ですが
どうしても都合が合わなければ
13日~14日で行事食を
食べてしまってもよいでしょう。